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学生時代を振り返って(最終回)

4回生。





4回生のスタートは就職活動から始まった。4月の前半くらいまでは毎日面接があって東京、大阪へと出かけていった。私は金融業界とインフラ業界を中心に受け、最終的に受けた総数としては大体のところ25~30くらいになったと思う。それらの業界を受けたのは自分の専門性を活かした仕事がしたかったというのと、簡単に言うと自分が働くイメージがそこにあったからである。何をしているかよく分からない企業はほとんど受けず、公共的な色彩の強い会社を中心に受け続け、最終的に5月中旬に内定を頂いた金融機関に行くことを決定した。

就職活動が終了し、しばらくは普通の学生生活を送った。まだ単位が足りなかった私はそれなりに講義を受けるため大学に通う日が続いた。他にも、NPOの活動をしたりとそれなりに色々と動いていた時期でもあった。

7月。この月はやはり選挙である。旧知の方が自らの政治生命を賭けて戦うという決意表明を伺い、夏季試験が間近ではあるが、私もいくばくか協力させて頂いた。結局当確が出たのは午前4時頃となり、当落ラインを常に行き来していたものの、最終的に当選という最高の結果となった。風にも助けられたものの、やはり候補自身の人徳、そして事務所スタッフの血の滲むような努力の賜物であったのは、確かである。

学生として最後の夏の長期休暇。最後の夏くらい普通の学生らしく過ごしたいと思い、とにかく遊ぶための時間を創った。ひとつは、日本海でのキャンプ。自然の中で悠久の時間を満喫した。それと下呂にも出かけ、温泉街を満喫したりと、大変有意義に過ごすことができた夏だったように思う。

後期はほとんど大学には行っていない。前期の試験の結果が予想外に良く、卒業まで残り2単位にこぎ着けたため、後期は大学には全く行かなくなった。ただ家でボーっと時間を過ごすのも無駄なので、東京に行き、自ら志願して国会で勉強させてもらうことにした。先の選挙で当選した先生の事務所にて。宿舎にて議員と共に生活を行い、毎日国会に通う生活は色々と気疲れすることも多かったが、自らを成長させ、律する上でとても良い経験となった。

途中で大阪に派遣され、市長選挙の協力。見事当選。首長選挙は初めての経験だったが、候補の知名度に加え、風にも助けられていたため活動はしやすかった。その後、私は地元での活動のために派遣され、事務所に寝泊りする生活が始まる。内容は市内の戸別訪問。毎日自転車に乗って市内を隈なく廻り続けた。これを大晦日まで行っていた。

そして年明け。大学の試験と外務員試験の準備に追われる。結果的に無事に卒業でき、資格を取ることもできて、安堵している。卒業旅行も九州に出かけ、屋久島、宮崎を堪能する。最後の3月は何だかよく分からないうちに時間が過ぎ去り、すぐに卒業を迎えた。




社会人になって一週間が過ぎた。最初から分かっていたことだが、学生と違ってほとんど時間がない。これからは限られた時間の中で、いかに自分のために時間を効率的に使うかがポイントとなる。時間の使い方によって、人は退化もすれば進化もする。そのことを常に意識して、これからの生活を充実したものにしていきたい。


4年間どうもありがとうございました。私が大学生活を充実させ、かつ無事に卒業ができましたのも、皆様方のおかげです。これから皆様から頂いたご恩をお返しできるよう、日々精進して参ります。これからもご指導賜りますよう、お願い申し上げます。


D.Iwasaki
by gandai | 2008-04-05 17:11


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